GUNDAM True Odyssey 〜失われしGの伝説〜
・ストーリー
RPGで最も重要だと思うのは、やはりストーリー。
TV放映などのガンダムとは全く違う話で、これは面白いかと思います。
しかし、残念なのはガンダムの登場が中盤で遅いと言う事。
序盤のMSがジムと言うのは頷けますが、ガンダムに乗るのが遅い。
また、OPではνガンダムが登場するものの、どちらかと言えば隠しユニット扱いと言う罠。
何も特別な事をしないで進めば、最後の入手するガンダムはゼロカスタムである。
正直、ラスト前にνガンダム入手くらいのイベントは欲しかった……。
・戦闘
戦闘は普通にHP、MPのようなTP、そしてMS独特のENがある。
武器は各決められたEN分チャージしておかないと使えず、必殺技であるブースト技も同様。
ENは毎ターン2ずつチャージされ、コマンドの「ためる」を使うと+1される。
HP、TP以外にENに気をつけないといけないが、これは結構楽しいと思う。
最大6人パーティで行動し、戦闘時は3人が前列(戦闘)、残り3人は後列(待機)となる。
後列にいる場合、毎ターンHPが若干回復するなど便利な時もある。
上手く前列、後列を並べ替えたりすれば、無傷で戦闘終了も可能なのは楽しい。
また、戦闘では格闘と射撃の二つが主なのだが、格闘は反撃を受ける可能性が高い。
反撃で受けるダメージは、通常の格闘と同じ。これは痛い時は痛い。
戦闘はそこそこ良いのだが、ファンネル系が武器じゃないのは変である。
ビットこそ持っていない機体がフィンファンネルなんて代物をやるのは馴染めない。
武器にすれば、装備なども色々と楽しめたと思うのだが……。
・敵
まず、敵は厄介な奴が多過ぎる。
ザコ敵のくせに、格闘無効化や射撃無効化などの能力を持った敵が以外と存在する。
また、そんな敵に限って、味方の格闘(射撃)攻撃を全て自分に集中させると言う技を持つのだ。
これは、正直ストレスが溜まる。
そして、隠れダンジョンの敵強過ぎ。ラスボスで死ななかったメンバーが死ぬってどう言う事よ_| ̄|○
なので、隠れダンジョンは未クリア。と言うか多分できないでしょう、私には(汗
・ダンジョン、ワールドマップ
ワールドマップは普通に地球なので特に無し。だが、普通にセーブできないのが難点。
ダンジョン突入前とかは、どこかの街でセーブしないといけない。つまり、面倒くさい。
問題はダンジョン。ボス前などにHPが全回復するセーブポイントがあるのは嬉しい。
しかし、強制戦闘の敵が多過ぎる。他のRPGと違って、これは厄介と言うか面倒なのだ。
ちなみに、私はラストダンジョンのラスボス到達までに2時間かかった。_| ̄|○
あと、ダンジョンの各フロアが広過ぎる。ただ真っ直ぐ進む場所など長過ぎて困る。
しかも、そんなところに限って強制戦闘が多かったりする。
ダンジョン攻略くらいは簡単にさせて欲しい。タダでさえ厄介な敵が多いと言うのに。
・キャラクター
キャラは結構良い感じ。特に、トレミーが(死
キャラによって、格闘重視、射撃重視、万能の3タイプがあるのだが、その差は大きい時がある。
同レベルの射撃重視と万能で万能の方が遥かに射撃が強いなんて事があるのだ。
射撃しか取り得がないのに、射撃は多少劣るはずのキャラに負けては意味がない。
また、格闘重視キャラが射撃系のブースト技持ってるのはかなり変。
そんな無駄な事しないで、そのキャラに合ったブースト技を持たせろよと私は言いたい。
あと、惜しいのが声がない事。喋ってくれたら結構燃えたかも知れない。
とりあえず、お気に入りはトレミー。一番強い攻撃をしてくれるハクホウは主戦力。
・MS
MSは好きなようにパーツを交換したり、カラーチェンジできるので好感触。
パーツによって射撃重視などにできるし、ゼロカスタムのウイングをデスサイズヘルカスタムのウイングにしたりできる。
しかし、ウイングガンダムの名称なのに、機体はウイングゼロカスタムと言う事が許せない。
他のWガンダム系もOVA仕様で、カスタムの名はないが、OVAではそれが正式なので良し。
だが、ウイングガンダムとウイングゼロカスタムは全く違うぞ、製作者共。
それなのに、この名称はどう言う事か。文字数が入らないのならば、せめて「ウイングゼロ」にしろと言いたい。
もう一つ、Zガンダム、ZZガンダムの変形はオミットされていると言うのが痛い。
別に支障はないが、マップ移動で変形できたら便利な気がするのは私だけだろうか?
・総評
個人的にはストレスが溜まりつつも、普通に楽しめたと言えば楽しめたRPGといったところ。
良作と言えば良作。敵の無茶苦茶な強さとかを除けば。
登場するシリーズによっては、好き嫌いが分かれると思う。
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