WILD ARMS the 4th detonator

(ワイルドアームズ ザ フォースデトネイター)


 ストーリー
  ある村に住んでいる少年が村の住民を守るためにARMという兵器を手にすることから始まり、
  序盤から後半までARM兵器をコネクトできるヒロインであるユウリィを守るになっており、
  終盤は世界を滅ぼそうと画策する者たちを倒して終わりと言う
  RPGの王道を踏んでいるストーリーとなっている。

  最も特徴的なのは主人公のジュードである。
  彼はどんな苦境にも負けず、元気にたくましく生きる少年である。
  彼のこの姿勢に他の仲間は魅力を感じており原動力ともなっている。
  最近によく見られる『悩む主人公』ではなく、『滅んだ世界でたくましく生きる主人公』が
  最初から最後まで描かれている。
  そのためストーリー展開が後半になって暗くなっても、悲観的にならない作品の仕上がりになっている。

  序盤からメンバーが全員揃い、ヒロインのユウリィがさらわれるときを除いては
  ずっと離れないのも特徴的である。

  唯一RPGの王道から外れているのは、
  主人公ジュードとヒロインユウリィの恋愛要素が皆無であることぐらいである。


 戦闘
  まず個人的に言いたいこと。

  ………………………ARM兵器が弱い。

  初期のWILD ARMSのARM兵器は最高ダメージの9999のダメージを与えられたが、
  今回はそこまで異常な強さはない。
  むしろ主人公のジュードの力と合い間って、非常にバランスの取れた武器となっている。

  戦闘形式は7つの区画に分けられたバトルフィールドで戦い、
  区画に移動しながら戦うシステムを採用している。
  それに加えて、障害物や属性ポイントも存在していて戦略を考えて戦う必要がある。
  かといって、難解なシステムにはなっておらず分かりやすい戦闘システムになっているため安心してほしい。

  敵もそれ程強くなく、順調にいけば問題なくクリアできるように調整されている。
  非常にバランスの取れたつくりになっている。

  …最強の隠しボスはその分異常なまでの強さを発揮しているが。
  なにしろ最高レベルの100まで上げて最強武装を整えて、ようやく運で勝てるようになっている。


 グラフィック
  可もなく不可もなく…といった感じに仕上がっている。
  特別キレイな背景や人物になっているわけでもなく、かといって見苦しいものもない。
  非常にバランスの取れた仕上がりになっている。


 音楽
  突出した音楽は存在しないが、全ての音楽が好感が持てるものとなっている。
  音楽が主張をせず、あくまで戦闘やストーリーを支えるものとなっている。

  街の音楽や通常の戦闘の音楽、ボスの音楽やラストダンジョンの音楽……。
  それぞれがその状況に合わせたつくりになっていて、バランスよく仕上がっている。
  全てはストーリーを支えるために存在しているために縁の下の力持ちの存在となっている。


 総評

  何かが突出しているわけではなく、全てがバランスよく仕上がっているのが特徴的といえば特徴的だ。
  1+1が2ではなく、3や4になっている作品なっている。

  音楽や背景とストーリー全てが折重なっていて、全てがバランスを重視した作品に仕上がっている。
  そのために無難な作品と言われているが、色んな意味でRPGの王道を貫いた作品だと言える。



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