『宿命の聖戦〜Legend of Desire〜』 後書き



宿命の聖戦〜Legend of Desire〜。この作品を書き続けて約七年半が経ちました。

ハヤト「長かったな。書き直しとか多かったし」
アリサ「長かったですよね。でも、どうにか完結できましたね」

うんうん。第七期まで書くとか思わなかった……いや、本当に。
さて、あとがきですが、やや元ネタなども公開したいと思います。

ハヤト「……ちょっと待て、『聖戦には元ネタない』って言ってたろ、お前」

いや、実はあるんだな、これが(汗)。主にキャラとか。
元ネタは後々として、本題に入りましょう。まずは、聖戦を書くキッカケです。



1.キッカケ

まず、私がこう言った話を書き出したキッカケが、小学六年生の秋頃。
そう、修学旅行と言う行事がある頃です。その時、私は授業であるビデオを見たのです。
タイトルこそ覚えていないものの、その内容はある程度覚えています。
戦争中の外国で、親と子供が引き裂かれ、親の方は殺される場面。
兵士に逆らい、銃で頭を撃ち抜かれて殺される人々。

アリサ「そんな酷い事を……」

おそらく映画だと思われるのですが、その数々の場面を観て私は嫌な気持ちでした。
戦争が起きていた頃、このような事が起きていた。こんな事を起こしたのは、私たち人である。
私はそのビデオの感想に、自分の気持ちを率直にぶつけました。
そして、思いました。「人を殺めると言うのは、どれほど嫌なものなのか」と。
それを訴えなければ、世の中は変わらないのではないかと。
命の尊さを伝えたい。そんな思いがキッカケとなったのです。

ハヤト「…………」
アリサ「ハヤトさん?」
ハヤト「……昔の作者って、まともな奴だったんだな」

……人が真面目に語っているのに、水を差すなよ……。

ハヤト「で、そんなまともな事考えていたのに、何がどうなって聖戦を書く事になったんだ?」

話せば長くならないが(何)、当時、いくつかの候補を自分で挙げてみたのです。
一つ目は、命の尊さを伝える為、戦争について、主人公達が話し合い、動いていく。
まあ、これはすぐに没。真面目な事書いて伝えようとしても、誰も読みそうにないと思った為です。
二つ目は、戦時中の話を書いて、その中で命の尊さを伝える。
これは、他の小説家の方々とか書いているのですぐに没でした。似たような話だと、真似してしまうからです。

そして三つ目。何も考えず、ただ命の尊さを伝える。
小さい頃からガンダムやマジンガーZなど、ロボットが好きだった私は、ロボットによる戦いを描く事に。
戦いを通して、主人公の成長を描きつつ、伝えようと決めたのです。

アリサ「管理人さんらしい考えですね……」
ハヤト「……訂正。こいつ、やっぱ昔から馬鹿だ」

今思えば、これが候補じゃなかったら聖戦や他の作品は存在しなかったのかも(滝汗)。
ともかく、聖戦を描くキッカケが出来たわけで、あとは話を練り込んでいくだけになったのです。





2.話の構成の変化

次はストーリー構成ですね。そして、キャラやユニットもこの時考えます。
ストーリーは普通の高校生である主人公が、とある事からロボットに乗り戦う運命となり、
そして、自分の宿命と言うものを知っていくと。

ハヤト「……呆気ないな」

この時、主人公はすでにハヤトで決定。まだ天才設定ではありませんでしたが、
ハヤトという主人公はこの時からすでに誕生していたのです。
しかし、第一期のヒロインはアリサではありませんでした。由香という活発な女の子が第一期ヒロインです。

アリサ「そうだったんですか……」
ハヤト「……由香ってお前……」

ちなみに、鳴滝さんの『ほのぼの劇場』で登場する癒歌ちゃんとは全く別人です。(当たり前だ)
ストーリーもキャラもある程度決まったので、とりあえず書いていきます。
そして、第一期目の聖戦は、長くも高校1年に上がる前に完結できました。

ハヤト「いや、期間長いし……」

だって、この時色々とあったんだよ……。
完結してその感動に浸りつつ、新作を考えてみます。
しかし、この時不運にも、奴に出会わなければ、聖戦は第一期で終わったはずだったのです。
そう、聖霊機ライブレードという作品に出会わなければ……!

ハヤト「似ていたわけだ、設定とか」

空からロボット落ちてきたり、主人公は主役機に乗る運命だったり二人乗りだったり……。
まさか、ここまでライブレードに似ているとは思いません。
このままでは気が済まなくなり、早速第二期バージョンが決定。
ストーリーをかなり変更し、サブヒロインとして書いていたアリサをヒロインへと昇格しました。

ハヤト「その理由は?」

……トゥルーラブストーリーの桂木綾音に出会ったから(死)。
いや、それとアリサは関係ないのですが、第一期の途中で書いたハヤトとアリサの雰囲気に心打たれました。
メインヒロイン以上に良い雰囲気は友人らに評判良く、あっさり由香との立場を逆転。
考えてみれば、アリサをメインヒロインにしなかったら、今の聖戦書けてませんよ、間違いなく。

ハヤト「なんだかな……」

それから、色々と問題あったり設定変えたりで、バージョンが変わっていきます。
結果、第七期を正式な聖戦とし、『想い』をテーマにした作品になりました。

ハヤト「……最初は『命の尊さ』をテーマにしたんじゃなかったのか?」

なぜか、方向が変わって『想い』をテーマにしたんだよ。
『命の尊さ』で書いていると、ハヤトがかなり暗くなってたし。
それに、これはこれで好評だぞ? 特に霊戦機が。

ハヤト「キャラ関係ないじゃないか……」

まぁ、ハヤトとアリサ以外、あまり出番なかったし(死)
しかし、今読み返すと、意外と他のキャラ達戦っていましたし、活躍してました。
特にロバート。彼、本当に苦労人ですね。強くなったり、弱さ知ったり……。
個人的に、彼らの中では澪が一番気に入ってました。巫女さんだから(爆)。

ハヤト「…………」(剣を片手に、構える)

……ごめん、俺が悪かった(泣)。
そんなこんなで、聖戦には色々とキャラが存在していました。
誰が一番人気あるのかな〜とか気になったので、キャラ人気投票とかやってみたりします。

ハヤト「……あのな」

いや、だって……。
ともかく、聖戦のキャラの人気投票、皆様ドシドシ投票してやってください。





3.今後の『宿命の聖戦』

はい、今度は今後のシリーズですね。
『宿命の聖戦〜Legend of Desire〜』だけでは、謎が多いと思います。初代《霊王》とか色々と。
そこで、色々とシリーズ化します。とりあえず、候補は三つ。

・宿命の聖戦〜FOREVER AND EVER DREAM〜
 続編です。一年半近くの歳月が流れ、卒業が近くなるハヤトとアリサ。
 そんな二人が早くもパパとママになります。ええ、本気です。
 名だけの存在《神の竜》と《神の獅子》の登場、そして、イシュザルトの主砲が拝めるはず。

 少女の願いと想い。太陽の王よ、再び立ち上がれ!


・宿命の聖戦〜The Blade of Phantom〜
 主人公ハヤトの祖父・神崎獣蔵のお話です。
 過去、この人は聖戦を通じて真の強さを知り、そして何を得たのか、全て描きます。
 ハヤトよりもカッコイイかもしれない若い獣蔵じいちゃんの活躍です。

 ――――見切れると思うな。わしの『無の太刀』は、貴様如きに敗れはせん!


・宿命の聖戦〜Legend of Vatlus〜
 初代《霊王》ヴァトラス・ウィーガルトのお話です。
 彼がどのようにして異世界に召還され、《霊王》になったのか描きます。
 そして、全てのはじまりが描かれます。



以上の三作品が候補です。

ハヤト「じじいの話とか気になるんだよな……」
アリサ「私は続編が良いです。私たちに子供ができるんですから……」

今のところ、方針は続編です。
他にリクエストとか受け付けたいと思います。ハヤトとサエコの話とか。

ハヤト「他の作品書いたらどうだ? ゴッドアースとか、その先に見えるモノとか

……あれもとっとと完結させないとな(滝汗)。
ともかく、今後も『宿命の聖戦』は書き続けます。





4.最後に

さて、最後に色々。
聖戦の反省は書きません(待 書いても改善されそうにないですし。

ハヤト「ストーリーとかはな。書き方を改善しろ、お前の場合」

……善処します。
聖戦完結に達するまで、色々な方々の協力を得ました。

鳴滝静慈様、敵キャラとしてカオス、敵ユニットとして怨霊機グリムファレス。
暴走キャラと言うことで提供して頂き、本当に感謝しています。

ハヤト「結局、俺一度も戦ってないんだよな、そいつと」

……最初の考えと思いっきり変わったからな(汗)。
ともあれ、彼のお陰で熱い戦いが描けました。

そして、PC持ってるのにネットができない友人H君!
君がいてくれたから、ゼロのようなキャラが出来ました。本当に霊戦機操者の暴走キャラとして。

ハヤト「……ここで書いても、読めないじゃないか、友人Hさんは」

……まぁ、いずれ彼もネットができるようになるさ(遠い目)
これからもずっと君とは親友だ、友人H君!

と言う事で、以上二名の方スペシャルサンクスです。

ハヤト「一応御礼なんだろうけど、短いって……」

その他にも、聖戦を最後まで読破された方々、本当にありがとうございました!
聖戦は今後、シリーズ化して新たな伝説を描いていきます。

それでは、改めて。皆様、本当にありがとうございました!

ハヤト「作者の言葉通り、聖戦を読んでいただいた方々、今まで本当にありがとうございました」
アリサ「これからも、『宿命の聖戦』をよろしくお願いいたしますね」




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