神の剣と神の槍を手に、ヴァトラスが構える。ハヤトは霊力を集中させた。
赤熱の光が神の槍に集中し、赤熱の刀身が伸びる。
「はぁぁぁああああああっ!」
さらに、黄金の光が神の剣に集中し、神の剣の輝きが増す。それは、紛れも無い光の力だ。
《神の獅子》レオーザが驚く。その光は、《太陽王》の本来の力と同じ輝きである事に気づいて。
『まだ完全ではない状態で、あれほどの輝きを……!?』
今のハヤトは、過去の《太陽王》と比べても半分以下の強さしか引き出せない。
しかし、目の前で見るそれは、明らかにあの頃の《太陽王》の力だ。
ハヤトが《冥帝王》の”右腕”を睨み、神の槍を突き向ける。
「必殺ッ! シャイン……フォォォォォォスッ!」
ヴァトラスが光の一閃の如く駆ける。大気が震えた。
”右腕”が素早く対応する。炎の翼を盾へと変え、神の槍を受け止めた。
「防御するのは分かっている!」
刹那、神の剣が振り下ろされ、盾へと姿を変えていた”右腕”の炎の翼が両断された。
ハヤトが狙っていたのは、”右腕”を倒す事ではなく、”右腕”の攻撃方法の一つを奪う事。
それさえできれば、好機は作れる。そう判断したからだ。
ヴァトラスが距離を取り、肩で息をするハヤトを心配する。
「……大丈夫だ。ただ、霊力の消耗に身体が追いつかなかっただけだ……」
神の槍と神の剣に莫大な霊力を注ぎ、その力を解放して攻撃する最強技シャイン・フォース。
どんなに無限の霊力でも、その消耗に身体がついて行くのは難しい。
しかし、ハヤトの攻撃は止まろうとしない。ヴァトラスが翼を大きく広げる。
「……羽ばたけ、太陽の翼ぁぁぁッ!」
純白の翼が神々しく羽ばたき、光と共に羽根が舞い散る。
それを見て、《冥帝王》の”中枢”が動いた。オルハリゼートが闇の力で結界を形成し、防ぐ。
”中枢”も気づいていた。ハヤトの信じられない強さに。
『前に戦った時と比べて、やっぱり強くなってるね。厄介な相手だよ、君は……!』
《太陽王》のくせに、《太陽王》とは思えない強さを見せる。
――――。
瞬間、オルハリゼートの目の前に巨大な目玉を持つ化け物が姿を現した。
”中枢”が化け物を睨む。
『何の用だい、《冥帝王》の”目玉”? 邪魔しに来たなら、容赦なく取り込むよ?』
『――――』
『見つけた? へぇ、ようやく見つけたんだ。それで、どこにいるんだい?』
『――――』
話を聞き、イシュザルトを見る。そして、”中枢”は少しだけ口元を歪ませた。
手をイシュザルトへとかざす。
『ダーク・ノヴァ』
闇の波動が放たれる。イシュザルトの特殊フィールドを貫き、いとも簡単に機関部を破壊した。
続けて波動を放ち、乗組員室のある場所を剥き出しにする。
剥き出しとなった部分から人影が見える。ハヤトは目を見開いた。
「アリサにユキノ!?」
『探したよ、”核”。さあ、一緒に来ようか』
「――――させるか! レジェンド・ヴァー……」
『邪魔をするな』
深紅の波動を放ち、ヴァトラスの全身を切り裂く。
「ぐぁぁぁぁぁぁっ!?」
『君と遊ぶのは後だ。”右腕”、”目玉”、邪魔者の相手をしてろ』
そう言われ、”右腕”と”目玉”が動き出す。《神の獅子》レオーザがヴァトラスの前に立った。
刹那、全身を金縛りのような感覚で拘束される。”目玉”が静かに睨んでいた。
『サーヴァント・デスサイズ』
”右腕”が巨大な鎌をレオーザへと振り下ろす。
『さあ、こっちに来るんだ』
“中枢”が手をかざす。ユキノの周囲を闇の光が覆い、宙へと浮かせた。
「ユキノちゃん!」
「ママ! ママー!」
“中枢”に引き寄せられるユキノ。アリサの手は届かなかった。
ユキノを手中に収め、“中枢”が不気味に笑う。
『ふふふふ……これで、僕は“完全体”に戻れる』
まさか、”核”がこんな少女だとは思わなかった。いや、だからこそ見つけ難かったのかもしれない。
オルハリゼートがユキノを取り込もうと胸部を開く。しかし、拒まれた。
『……なるほど、”肉体”が取り込まれる前に言っていたのは、これか』
人間の心――――”核”自体が”完全体”に戻る事を拒んでいる。
『まぁ、これくらいはどうにでもなるか。”中枢”の僕なら』
姿を消す。
二体の《冥帝王》を相手に、ヴァトラスはまるで歯が立たなかった。
否、”中枢”から受けたダメージがヴァトラスに支障を与えている。
「くっ……こうなったら……!」
光の力を集中する。その時、オルハリゼートの姿が目に入った。
闇の球体がイシュザルトからオルハリゼートへと引き寄せられる。その中には、ユキノがいた。
「ユキノ……!? まさか、”核”が……」
『天滅』
『――――』
”右腕”の血塗られた翼がヴァトラスの全身を切り裂き、”目玉”の不気味な光がヴァトラスを業火に包む。
「ぐぁぁぁっ……」
『これで終わりだ、《太陽王》』
『――――』
二体が暗黒の力を集中させる。オルハリゼートの姿は、いつの間にか消えていた。
歯を噛み締め、敵を睨むハヤト。まだ、その瞳は闘志を失ってはいない。
そして放たれる暗黒の力。瞬間、それは吹き飛ばされた。
『……?』
『――――!?』
二体が驚く。イシュザルトから黄金の光が溢れ、ヴァトラスの前へと飛び出す。
母なる海のように、それで呑み込まれそうな蒼い全身。巨大な翼は風を操り、空を制する。
ヴァトラスの6倍はあるかと思われる巨大な竜だ。ハヤトの方へと目線を向け、話し掛けてくる。
『ご無事ですか、《太陽王》?』
「お前は……《神の竜》……!?」
『はい。我は《神の竜》ドラグレイオ。《太陽王》よ、これを……』
ドラグレイオから光が放たれ、ヴァトラスに宿る。ハヤトは全身から湧き上がる力を感じた。
ヴァトラスの瞳が輝き、眩い光が辺りを覆う。純白の翼が黄金に輝く光の翼へと変わった。
全身の傷が全て消え去り、新たな装甲へと姿を変える。
しかし、それだけではない。ハヤトの力は、これでもかと言わんばかりに溢れ出ている。
「この力……全て思い出した。これが俺の本来の力。これが……」
”右腕”と”目玉”を鋭く睨みつける。
「……これが、無限に輝く光だッ!」
ヴァトラスが唸りを上げる。全身から光が発せられ、それを見た二体は身を震撼させた。
眩い光に包まれた神の剣を手に、ハヤトが敵を睨む。
「シャイニング・メテオッ!」
放たれる無数の光の波動。”目玉”は虚空へと姿を消し、すぐに逃げた。
”右腕”は翼を盾に変えて防御する。
『ブラスト・ハウル!』
刹那、《神の竜》ドラグレイオの口から光の衝撃波が放たれる。”右腕”は辛うじて避けた。
『……《太陽王》がより強い光を放った。これ以上の戦闘は不利と判断』
消える。本来の力を取り戻した《太陽王》には勝てないと判断して。
ヴァトラスが元の姿へと戻り、ドラグレイオを見る。
「……《神の竜》、今まで何をしていた? 全て……話してもらうぞ」
『はい。全てをお話いたします』
ただ闇のみが広がる空間。そこで、《冥帝王》の”中枢”は”核”――――ユキノを見た。
『こんな子供に姿を変えて隠れていたなんてね。流石の僕でも分からなかったよ、”核”』
「パパぁ……ママぁ……」
『泣く事はないだろう? 僕と君は同じ存在。君が僕を怖がる事も、拒否する事も必要ない』
ユキノの頭を撫で、不気味に笑う。
『さあ、力を解き放て。その力で、全てを滅ぼすんだ』
囁く。ユキノは首を横に振った。
一筋縄ではいかないようだ。しかし、それも時間の問題だろうと”中枢”は判断する。
その時、”右腕”と”目玉”が姿を見せた。
『《太陽王》はどうなった、”右腕”?』
『……《神の竜》出現により、その本来の力を解放。無限なる光は、我ら単体では勝てぬと判断』
『ついに本気を出したって事か。ふふふ……そうでないと、遊び甲斐がなくなる』
過去の戦いで、己の命と引き換えに自分を封印した《太陽王》。
人間へと生まれ変わった《太陽王》は、ついにその力を全て取り戻した。
全てを滅ぼすには邪魔な敵。しかし、どんな存在よりも楽しめる敵。
『”完全体”に戻るには少し時間が掛かるだろうから、軽く時間潰しをしないとね……』
そう言って、魔の力を解放する。刹那、闇の波動が襲い掛かってきた。
”右腕”が阻止し、”中枢”が睨みつける。目線の先にダークネス・ジハードの姿があった。
『ザコの分際で邪魔をするな、《邪神王》』
「誰がザコだ……! テメェだけは、俺が殺してやるッ……!」
《邪神王》――――雷魔が神々の魔剣を構える。
「その”核”って奴の力を奪わせてもらうぜ! そして、俺が最強の王となってやる!」
『できると思うのか、君に? ”中枢”の僕を倒せる存在はいないのに?』
「倒すんじゃねぇ、殺すんだ。見せてやる、《邪神王》の究極の力をなッ!」
襲い掛かる。”中枢”は瞬時にオルハリゼートを出現させた。
機関部をやられ、行動不能に陥ったイシュザルトの格納庫へとヴァトラスが戻る。
そして、《神の獅子》と《神の竜》も格納庫へと入り、人間へと姿を変える。
《神の竜》が人間へと姿を変えたのを見て、ハヤトは「やはりな」と呟いた。
「薄々気づいていたが、やはりお前だったのか、影」
「……はい。私が《神の竜》です」
「全てを話せ。お前は、全部分かっているんだろう?」
「御意。しかし、ここでは……」
「ああ。それに、アリサにも知る必要がある」
そして、イシュザルトのミーティングルーム。そこに、全員が集まった。
影王が全てを話し始める。
「……事の始まりは、今から四年前。私は《神の竜》の力によって、《冥帝王》の封印が解けた事を知りました」
「四年前? 《冥帝王》の封印が解けたのは、一年位前の話だろ?」
ハヤトの質問に、影王が首を横に振る。
「確かに、《冥帝王》の”心臓”や”爪”、”目玉”等が解き放たれたのは、その頃で間違いありません。
しかし、”核”を始めとする一部の”部位”は、四年前にその封印を解き、人間となって存在を隠したのです。
その中でも、”核”は人間の体内に――――産まれる前の赤子の命と融合して」
「……それが、ユキノなのか?」
「はい」
全ての始まりは四年前。一部の《冥帝王》の”部位”は、全ての封印を解く為に先に封印を解いた。
しかし、それは同時に《太陽王》、《邪神王》を覚醒させる。その為、姿を変える事で身を隠した。
目覚めた”中枢”、”肉体”、”右腕”、”左腕”、”翼”は人間に。
そして”核”は、まだ産まれる前の赤子の命と融合し、影王は《神の竜》としてその事を知った。
「私がなぜ、その事を知ったのかは、レオーザも分かっているかと」
「ガリュドス、どう言う事だ?」
「……私とドラグレイオは、互いの意思を通じ合わせる事ができます。
前にお話したかと思われます。あの子供が、罪人となった理由を」
「……ああ」
「当時、産まれたばかりの赤子とは思えない異様な力を放ち、その力で母親を殺したのです。
その時、私は感じたのです。《冥帝王》の力を。同じように、オルトムも気づいて……」
「なるほど、《冥帝王》の”翼”だったオルトムは、ユキノを手元に置く為、罪人にしたのか」
ガリュドスが頷く。それを訊いたアリサが口を開く。
「私は、ユキノちゃんから何も感じませんでしたけど……」
「その時には、すでに私が《神の竜》の力で封印を何重にも施した後ですので」
影王が説明する。
今から四年前に封印が解けた”核”は、まだ産まれていなかったユキノと融合した。
そして、ユキノはその力で自らの母親を殺め、力に気づいたオルトムは罪人として彼女を手元に置いたのだ。
それから三年が経った時、ここで一つの問題が起きた。ハヤトが《太陽王》に覚醒した事である。
「ハヤト様が《太陽王》として覚醒された時、オルトムは”核”の力を得ようとしました」
「しかし、そうなれば、他の”部位”は放っておかない。その場合、当時のハヤト様は確実に死んでしまう。
レオーザからそう聞いた私は、それらを回避する為に《神の竜》の力を解き放ったのです」
「どう言う事だ?」
ハヤトが訊く。
「《神の竜》の力で、一時的に彼女の存在を地球とネセリパーラから消したのです」
「消した? まさか、空間同士の中に隠したのか?」
「はい。しかし、それも一年しか持ちませんでした。”核”は自らの力で地球へと逃げ出したのです。
そして、ハヤト様とアリサ様の元へ……」
「じゃあ、あの時の『助けて』って言う声は……」
”核”の――――ユキノの声。ハヤトは”肉体”が”中枢”に取り込まれる前に言った言葉を思い出した。
「《太陽王》よ、”核”は最も滅びを拒んでいる」
「”核”が宿った人間の心が、そうさせている」
あれは、ユキノと融合した為。ユキノの心そのものが、拒んだ為。
「……ユキノは――――”核”は全ての滅びを嫌がっている。だから、俺とアリサの元に来たって事か」
自分を除いた”部位”の望む全ての滅びの阻止。それが、ユキノの願い。
その願いに”核”の力が応え、《太陽王》に救いを求めた。
ハヤトが拳を強く握る。自分の娘が、助けを求めている事に気づけなかった為に。
「父親失格だな、俺は……。ユキノが『助けて』って言っていたのに、何もできていない……!」
「そんな事ありません!」
アリサが声を上げる。
「そんな事を言うのでしたら、私だって母親失格です……! 私も気づかなくて……」
「無理ないさ。アリサには、俺みたいに特別な力があるわけじゃない」
「ですけど……!」
「アリサは、ユキノにとって素敵な母親になってるよ。俺にはできない事を、アリサはできるんだから。
だからこそ、俺もやるべき事をやる」
「ハヤト様、そう言いますと……?」
影王の質問に、ハヤトが頷く。
「あの場で”中枢”がユキノを取り込まなかったのは、間違いなくユキノの中にある”核”が拒んだからだ。
つまり、まだ《冥帝王》が”完全体”に戻るには時間が掛かる。それまでに、ユキノを助ける」
「助ける……!? 不可能です。もし助けられたとしても、”核”の力は……」
「封印する。完全な究極結界と、本来の力を取り戻した俺の力で」
「封印はオルハリゼートがなければ……」
「関係ない。それに、オルハリゼートは、過去の戦いの時に奴に奪われたんだからな」
それを聞いた影王とガリュドスが目を見開く。
「俺の本来の肉体――――オルハリゼートが奪われなければ、あの時の究極結界で俺は死ぬ事はなかった」
「では、今回も……」
「それは大丈夫だ。なにせ、俺にはヴァトラスと言う心強い相棒がいるし、アリサとの約束もある」
「ハヤトさん……」
もう二度と、大切な人を悲しませるような事はしない。それは、アリサとの約束でもある。
互いに見つめ、少しだけ笑う。それをすぐに邪魔したのは、今まで話について来れなかったアルスだった。
否、同じようにロバートやゼロも話を理解できていない。特に、ゼロの頭からは煙が出ているように見える。
「一つ聞かせろ、ハヤト。過去の戦いって言うのは、いつの事だ?」
「今から約数千年前だ。まだ、地球に人類が栄える前くらいか」
「何でそんな戦いの事を知ってんだ、お前? 明らかに変だろ」
その質問に、ハヤトはすんなりと答えた。
「知ってるも何も、俺は”光の鳥”と呼ばれた《太陽王》の生まれ変わりだ。全部覚えている」
「生まれ変わりだと……!?」
「ああ。俺は《冥帝王》を倒す為に、全てを創生した神から三つの力を託された神の子なんだ。
しかし、《冥帝王》との戦いで、本体だったオルハリゼートを失い、俺は自分の命と引き換えに奴を封印した。
その時だったな、確か。《神の竜》と《神の獅子》に力の封印と記憶の一部を預けたのは」
「はい。しかし、なぜあのような事を?」
「簡単だ。封印した《冥帝王》に気づかれない為だ」
とは言っても、記憶を取り戻す前に《太陽王》として覚醒してしまったが、と苦笑する。
《冥帝王》は厄介な存在だ。その力があれば、自分の施した封印など軽く破壊できるだろう。
そうなった場合、真っ先に自分を消すはず。そうなれば、全ての滅びを阻止できなくなる。
そう考えた光の鳥は、封印した自分の力と記憶を二体の神獣に預けたのだ。
「お陰で、今まで疑問も全部解けた。何で俺は、こんな才能と霊力を持って産まれたのか、って疑問にな」
答えは簡単だった。俺は元々神と同じ立場の存在だったから。
だからこそ、何事にも優れた天性の才能と無限の霊力を持っていた。
自分が神の生まれ変わりだと告げたハヤトが、話を切り上げる。
「とりあえず、話はここまでにしよう。今は、霊戦機を復活させる」
《太陽王》、《神の竜》、《神の獅子》だけでは《冥帝王》を倒す事はできない。
過去に、生まれ変わる前の状態だった光の鳥が人間に与えた希望の存在、霊戦機。
そして、闇を制する《邪神王》の力が無ければならない。
ハヤトの言葉に、ロバートが疑問を持った。
「ハヤト、なぜ《邪神王》の力が必要なんだ?」
「究極結界の為だ。本来、究極結界は八つの守護を司る属性全てを使って発動させる、まさに究極の力だ。
けれど、俺には完全な闇の力はない。だからこそ、《邪神王》……雷魔の協力も必要なんだ」
「……良く分かんねぇけどさ、その肝心の奴いねぇぜ?」
ゼロの一言に、ハヤトは「何……?」と反応する。
今まで気がつかなかったが、確かに雷魔の姿がない。いや、この世界から存在が消えている。
「……あいつ、まさか……!?」
いや、間違いないだろう。《邪神王》は自分の強さを証明する為に、《冥帝王》に挑んだ。
「馬鹿野郎……!」とハヤトが拳を強く握る。
「影、ガリュドス!」
「御意」
「はい」
影王とガリュドスが光に包まれ、姿を消す。
”核”をついに手に入れ、”完全体”へと戻ろうとする”中枢”。
本来の力である無限に輝く光を取り戻した《太陽王》。
今、まさに最後の戦いを迎えようとしている――――
|