星が輝く中で歌われた鎮魂歌 用語説明
※引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オーブ連合首長国 南太平洋ソロモン諸島に存在する中立国家。 基本言語は日本語である模様 (日本の植民地であった。正確には植民地と言うよりは戦時中の軍事占拠と言ったほうが正確かもしれない)。 イージス艦や戦闘ヘリなどを多数配備し、高い防衛力を誇る。 オノゴロ島はモルゲンレーテ本社と軍事基地の島でもあり、厳重な警戒態勢を敷き、 人工衛星からの監視も不可能だという。 SEED時代において、地球連合軍GATシリーズの5機を製作したのは、 オーブのモルゲンレーテ社であり、作中ではその技術を生かしてM1アストレイを開発、 自国防衛のための戦力として配備していた。 その技術の裏には、地球上で数少ないコーディネイターを受け入れている国家である 首長はアスハ家、サハク家、セイラン家、グロード家など五大氏族の族長のみが継ぐことができる。 しかし五大氏族は血縁よりも能力を重視しているため、 カガリ・ユラ・アスハのような血のつながりのない養子も、族長になることができる。 だが地球連合軍のオーブ攻撃時は首長を退いたはずの、ウズミ・ナラ・アスハが実権を握っており、 首長は飾りにすぎなかった。 オノゴロ島の名前の由来は日本神話に登場する、 イザナギ、イザナミによって作られた最初の島であるオノゴロ島からである。 ザフトにマスドライバーを奪取・破壊された地球連合軍が、 オーブのマスドライバー『カグヤ』やモルゲンレーテ社の技術を接収するため協力を要請するが(実際は恫喝に近い)、 前代表ながら実権者のウズミ・ナラ・アスハは中立を貫く立場からこれを拒否し、連合軍の侵攻を招く。 その後オーブは大西洋連邦の監視下に置かれることとなった。 戦争終結後、オーブの主権は回復し、カガリ・ユラ・アスハを代表首長に頂いている。 しかし実権は地球連合寄りの宰相ウナト・エマ・セイランが握っている。 政治体制としては五大氏族の中でもアスハ家が大きな力を持っており、 議会は存在するものの力は弱く形骸化している。 また、オーブ軍は国家ではなくアスハ家に忠誠を尽くし、それに疑問を抱いていないなど、 どちらかといえば国軍と言うよりもアスハ家の私兵とも言うべきであろう。 これらのことから政治体制としては専制政治もしくは封建制に近いといえる。 |
プラント プラントは略称でP.L.A.N.T. → Production Location Ally on Nexas Technology 「テクノロジーに立脚した民族解放国家」のこと。 コーディネーターが居住しているスペースコロニー群。 プラントはコーディネイターが中心となって作り上げた。 コロニー1基を1区、10区を1市としており、プラント全体で12市、L5に存在している。 そのため、プラントのコロニーは少なくとも100基以上。 本来は資金を提供した宗主国による『プラント運営会議』の支配下にあるはずのものだが、 開戦後はコーディネイターによる独立国となった。 ナチュラルが中心の地球連合軍とは敵対関係にあり、 プラントに存在するコロニーの形が「砂時計」に似ている事から、 プラントの事を「砂時計」とも呼んでいる人もいる。 ヘリオポリスのような密閉型ではなく、 上記のように砂時計のような景観のコロニーの両端に居住地帯を設けたタイプとなっている。 その為、太陽光が取り入れやすく、巨大な湖など地球によく似た自然環境を再現できる。 反面、ザフトの技術で耐久度があるとはいえ地面以外はガラス張りなので、密閉型より耐久度などがやや劣る。 |
地球連合 大西洋連邦、ユーラシア連邦、東アジア共和国、南アフリカ統一機構など プラントの旧宗主国で構成された勢力と大洋州連合、アフリカ共同体、 南アメリカ合衆国などの非プラント理事国で構成されている連合組織。 主にナチュラル中心で構成されており、プラントにととは常に緊張関係にある。 ユニウス条約が結ばれた今でもなおその関係は緊張したものとなっており、 いつ戦争状態になるかわからない状況となっている。 |
南アメリカ合衆国 ブラジル・メキシコなどの中南米諸国による連邦国家。 首都はブエノスアイレス。親プラント国家でマスドライバーを保有していたため、 「血のバレンタイン」から始まるコーディネイターとナチュラルの開戦直後の コズミック・イラ70年2月19日に地球連合に属する大西洋連邦に侵略され、併合される。 戦後は、大西洋連邦からの独立を目指して戦争状態にあったが、 ユニウス条約の発効で戦前の状態に国境線が戻されることとなり、主権を回復した。 シホはこの主権回復のための戦争でザフトの停戦部隊の一員として参加した。 |
ザフト プラントが所有する軍組織のこと。 |
コーディネーター 遺伝子操作により肉体的な欠陥を持たない新しい人類として生み出された人々をコーディネイターと呼ぶ。 コーディネイター同士の両親から生まれた子供もコーディネイターの資質を備えており、 遺伝子操作された受精卵から産まれたコーディネイターを第一世代、 第一世代の親から産まれたコーディネイターを第二世代と呼ぶ。 総じてナチュラルよりも堅牢で運動神経の優れた身体を持っているが、 身体構造や、代謝機能はナチュラルと差異がないため脳や心臓などの急所に深刻なダメージを受けた場合には 命の危険がある。 遺伝子に改良を重ね続けた弊害か、世代を重ねるほど生殖能力が低くなるなどの問題を抱えるとされる。 (既に劇中の時点で第三世代の出生率の低下は深刻な問題となっており、 プラントでは遺伝子的な適合性を見出しての婚姻統制が敷かれている) ナチュラルとの混血も可能であり、ごく少数ながらハーフコーディネーターも存在する。 しかし現在において、ハーフコーディネイターはナチュラルでもコーディネイターでもない、 亜人類としての扱われることが多く、ナチュラル、コーディネイターの双方から存在を蔑まされる事が多い。 人類初のコーディネイター、ジョージ・グレンが 自らが遺伝子操作により生まれたことを告白すると共にその技術を全世界に知らしめた。 そのため、自分の子供をコーディネイターにする事が世界的に流行し、 数多くのコーディネイターが世に出ることとなったが、 ナチュラルの間でコーディネイターに対する反感や差別意識が根付いたため、 物語本編の時代には第一世代のコーディネイターはほとんど生まれなくなった。 そして大部分のコーディネイターは、スペースコロニー国家であるプラントに移住した。 これ以外にも、中立国家オーブにも少数のコーディネイターが居住しており、 自分がコーディネイターであることを周りには隠している者もいる。 「コーディネイター」という名称を提唱したジョージ・グレン自身は 「地球と宇宙を調停するもの(コーディネイター)で有るべき」、 「『コーディネイター』とは人類と新たに生まれるであろう新人類との 架け橋『調整者 (ネイターコーディ)』になるよう命名した」 と語っているのだが、遺伝子を調整(coordinate)された者という意味で「コーディネイター」と呼んでいる者も多い。 コーディネイターは総じて頑健な肉体、優秀な頭脳を持っている。 また、過酷な環境や病気に対する抵抗力なども高い。 そのため、ナチュラルに対して優越感を持ったり、ナチュラルを見下す考えを持つコーディネイターも少なくない。 稀に自身の境遇に悩みブルーコスモスに入ってしまう者も居る。 なお、コーディネイター国家であるプラントの技術力は総じてナチュラルの国家より高いが、 元々頑健な肉体を持っているためにあまり必要とされていない医療や薬学などの一部分野では、 ナチュラルの方が技術的に優れているケースもある。 |
ナチュラル コーディネイターに対して遺伝子操作をしていない既存の人類を分別するために敢えてナチュラルと呼ぶ。 その呼称の由来は遺伝子が自然(natural)のままの者という意味である。 コーディネイターの存在により、彼らへの劣等感とは行かないまでもある程度のコンプレックスを抱いている。 なお、劇中に登場するこのコンプレックスが過激な運動へと結びついた集団を「ブルーコスモス」という。 この過激派の手によって人類初のコーディネイター、ジョージ・グレンは暗殺されているが、 ジョージ・グレン友の会により、彼の脳が保管されている。 地球全体に広く分布しているほか、月やコロニーにも居住している。 |
ユニウス条約 第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後、コズミック・イラ72年3月10日、 地球連合とプラントとの間に締結された停戦条約。 戦争勃発の直接原因であるユニウスセブンで条約が締結されたため、このように呼ばれる。 核動力及びニュートロンジャマーキャンセラー、コロイド技術の軍事使用の禁止、 各国ごとの国力に応じた軍備の制限などが盛り込まれている。 またこの条約に地上の国境線および国家は 戦前のコズミック・イラ70年2月10日の状態に復旧するという条文が盛り込まれ、 これによりに大西洋連邦に併合されていた南アメリカ合衆国、 地球連合の監視下にあったオーブ連合首長国は独立国家へと戻ることとなった。 及び地球上に展開していたザフトは、ジブラルタルやカーペンタリアなど条約監視団常駐基地や 在地球公館として使用される拠点を除いて地上より撤退し、それ以外の拠点は放棄することとなった。 条約により保有可能なモビルスーツ、モビルアーマー、戦艦の数は 人口、GDP、失業率等のパラメーターにより算出され結果的に地球連合有利の条約となっている。 とりわけ人口が大きなパラメーターとなるためプラント側には圧倒的に不利であったが、 技術的な自信と、その他の部分で連合側の譲歩を引き出させたこと、 さらに前大戦の悲劇の地であるユニウスセブンでの条約締結が受け入れられたことで 面目を保てたことなどで条約を受け入れることとなった。 だが、プラント側不利という内容のためプラント臨時評議会は紛糾し、 条約締結後にアイリーン・カナーバら臨時評議会は総辞職し、 ギルバート・デュランダルを議長とする新評議会が発足している。 一方、地球連合を実質指導する大西洋連邦では、アーヴィング大統領が任期切れに。 次いでなわれた大統領選ではジョゼフ・コープランドが選出される。 なお、この条約はあくまで「停戦条約」であるため、地球とプラントが再び戦争状態となった場合、 これらの禁止条項が反故にされる可能性を孕んでいる。 |
ハロ アスランが作った小型球型ロボット。 有重力下では転がったり跳ねたりして、また無重力下では球体上部の左右に付けられているカバー2枚を、 羽根のように羽ばたかせたりして移動する事ができる。 会話機能もついている。 複数のカラーバリエーションがあり、ラクスは特にピンク色の物を携帯している。 ラクスは他にもグリーンやイエロー、ネイビー、オレンジなどのハロを保有しており(サイズはどれも同じ)、 それぞれのハロはそのボディーカラーで「ピンクちゃん」「ネイビーちゃん」などと呼び分けられていた。 なお、これらハロには言語学習機能があり、ラクスやアスランの名前を呼んだりしてしゃべるシーンや、 なぜか関西弁をしゃべるシーン(「なんでやねん」や「まいど」等)が多々見られた。 ピンクのハロは、軍艦の電子ロックすら解除出来る高度な開錠能力を(何故か)有しており、 アークエンジェルではしばしば軟禁中の部屋からラクスともども無断外出していた。 |
SEED SEEDは「Superior Evolutionary Element Destined-factor」の略称で、 かつて一度だけ学会誌に発表され議論を呼んだ概念。 意味としては「優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子」となる。 SEEDを持っていることと、その人物がコーディネイターかナチュラルかということとの間には 関係がないとされているが、主にコーディネイターの中に稀に見られる特質であると言える。 |
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